友人からそう言われて、素直に喜べていますか? その違和感、正しいです。
この記事で得られること
- なぜ「内定後は遊び倒せ」を真に受けてはいけないのか
- 入社直前に陥る「学生ボケ(廃人)」の恐怖と対策
- 労働者で終わらないための「資本主義」の理解
- 建築学生がビジネス職で勝つための「5つの投資」
記事の構成
内定は「暇」の始まりではない
まずは内定おめでとうございます。
長い就活のプレッシャーから解放され、「残りの大学生活は遊び倒そう!」と考えるのは、ある意味で自然なことです。
大学生の今しかできない遊びも、もちろんあるでしょう。
しかし、私はその空気に強烈な違和感を抱いています。
私は「27卒」として、かなり早期に内定を得ました。入社までには約1年2ヶ月という、時間が残されています。
この期間をどう捉えるか。単なる「余暇」として消化するか、社会人としての「フライング期間」として投資するか。
ここで思考停止するか、動き出すかで、数年後のキャリアには絶望的な差がつきます。
企業の「内定者フォロー」は最低限の保険
「入社までの準備は、会社の内定者研修だけで十分でしょ?」
そう思うのはナンセンスです。あえて強い言葉を使いますが、自分のキャリアを会社に丸投げする思考は今すぐ捨ててください。
会社が用意する研修やフォローは、あくまで全員を「平均点」にするためのものです。企業側も、あなたが自堕落にならないための「保険」としてやっているに過ぎません。
これからの時代、会社のレールに乗っているだけで安泰なわけがありません。会社のリソースを「利用」して、自分でキャリアを設計する。それくらいの気概がなければ、変化の激しいビジネスの世界では生き残れません。
警告:入社直前に「廃人」になっていないか
なぜ私がここまで強く「準備」を説くのか。 それは、あるメガベンチャーの人事担当者から聞いた、背筋の凍るような話があるからです。
「早期内定を出すと安心してしまうのか、入社直前には『学生ボケ』が深刻化した廃人(抜け殻)のようになっている学生がいるんだよね……」
就活中はあんなに目が輝いていたのに、内定後の長期間で緊張の糸が切れ、思考停止してしまっている。 これを私は「内定者廃人化現象」と呼んでいます。
最初の差は、一生埋まらない
厳しい現実を言います。 入社してからの「最初の3ヶ月」が勝負です。
「入社してから頑張れば追いつける」 これは甘い幻想です。
ビジネスは学校のテストと違い、あなたが成長している間、優秀な同期も同じ速度(あるいはそれ以上)で成長し続けます。 つまり、スタートラインでついた差は、埋まるどころか開き続けるのです。
入社初日に「使い物にならない」という烙印を押されるか。 それとも、「こいつは違う」と一目置かれるか。
今のあなたの過ごし方が、そのすべてを決定づけます。
そもそも、なぜ働くのか?(労働者と思考者)
具体的なアクションの話に入る前に、一つだけ共有したい「視点」があります。 私が建築設計職ではなく、ビジネス職(事業開発)を選んだ根本的な理由でもあります。
ある企業の説明会で突きつけられた、「資本主義の3つの役割」の話です。
- 労働者
-
自分の「時間」をお金に変える人
- 経営者(ビジネスオーナー)
-
「仕組み」をお金に変える人
- 投資家
-
「お金」をお金に変える人
これまでの私は、「いかに高い時給で、いかに良い条件で働くか」ということしか考えていませんでした。つまり、一生「時間の切り売り(労働者)」をする前提でしかキャリアを描けていなかったのです。
しかし、私が目指したいのは「仕組みを作る側」です。自分が動かなくても価値が生まれ続ける状態を作りたい。
そのためには、建築の知識だけでは足りません。 ビジネスの構造を理解し、数字を読み解く力が不可欠なのです。
入社までの1年3ヶ月を制する「5つの投資」
では、廃人にならず、仕組みを作る側に行くために、私は具体的に何をしているのか。 実践している「5つの投資」を共有します。
1. 数字への投資:ビジネスの共通言語
建築学生の私がまず取り組んだのは、「お金と数字」の勉強です。
- FP(ファイナンシャルプランナー): 税金、社会保険、投資など、個人の「守り」を知る。
- 簿記2級: 企業の決算書を読み解く、ビジネスの「攻め」を知る。
ビジネスの世界共通言語は「数字」です。「デザインはいいけど、コスト回収の計画は?」と聞かれた時、言葉に詰まっては仕事になりません。
入社後に「PLって何ですか?」と聞く恥ずかしさを、今のうちに回避しておきましょう。
2. 思考への投資:「エア授業」で脳に刻む
「本をたくさん読んでいます」 素晴らしいことですが、もし読んだだけで満足しているなら、それは時間の無駄です。
インプットは「アウトプット」とセットでなければ定着しません。 そこでおすすめなのが、私が実践している「エア授業」です。
なぜ、勉強を教える人は頭がいいのか?
学校で勉強ができる人を思い出してください。彼らは元々頭がいいから教えられるのではありません。
「よく質問されるから、人に教える回数が多い」
つまり、アウトプットの回数が圧倒的に多いから、知識が定着して頭が良くなるのです。
ぬいぐるみにプレゼンせよ
この仕組みを利用しましょう。
- 友人や家族に、本の内容を「教えるつもり」で読む。
- もし一人の時は、ぬいぐるみに向かって本の内容をプレゼンする。
笑い話のように聞こえるかもしれませんが、効果は絶大です。「誰かに説明する(教える)」というプレッシャーをかけるだけで、読書の質は劇的に変わります。 ぜひ、騙されたと思ってやってみてください。
3. 環境への投資:モニターは「時間」を買うツール
ここが一番、声を大にして言いたいポイントです。 今すぐ、PC環境に投資してください。
私のデスク環境は以下の通り。
- モニター: I-O DATA(23.8インチ)
- アーム: グリーンハウス
- キーボード: Logicool(ワイヤレス)
正直、「大学生にそんな設備いらないだろ」と思っていました。 でも、導入して後悔しました。「なんでもっと早く買わなかったんだ」と。
ノートPCの小さな画面で、ウィンドウをカチャカチャ切り替えている時間は、人生の無駄です。 画面が2つあるだけで、生産性は倍増します。
数万円の投資で、これからの1年間の「時間密度」が変わると考えれば、これほど安い投資はありません。
毎日のPC作業や勉強、少しでも快適にしたいと思いませんか?
私は移動中のスマホやパソコンの充電切れを防ぐためにCIOのモバイルバッテリーを愛用しています。大学生のQOLを爆上げするガジェット記事はこちら。
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4. 感性への投資:AIに勝てる「非言語体験」
4つ目は「旅行」です。ただし、ただの観光ではありません。「非言語体験への投資」です。
社会人になれば、平日にふらっと長期の旅に出ることはほぼ不可能です。
- 見たことのない景色に心が震える瞬間
- 予期せぬトラブルを現地の人と解決する経験
こうした体験は、言語化できない「感性のデータベース」として蓄積されます。ロジックやデータ処理はAIがやってくれる時代。最後に残るのは、こうした肌感覚や、実体験に基づく「人間力」です。
5. 現場への投資:長期インターン
最後に、長期インターンです。 内定をもらったからといって、そこで止まってしまいたくはありません。
入社したその日からスムーズに仕事に入れるよう、今のうちから少しでも現場の空気を吸っておく。 「新入社員」ではなく「中途社員」のようなマインドで入社日を迎えるための準備です。
まとめ:正解のない問いに、自分で答えを出す
- 内定後の「空白期間」で一生の差がつく
- 会社に依存せず、自分でキャリアを設計せよ
- 「読むだけ」をやめ、「教える前提」でインプットせよ
- PC環境を整え、物理的に時間を生み出せ
- 旅行で「非言語体験」をストックせよ
就活が終わると、「どの会社に行くのが正解だったんだろう?」と不安になることがあります。 他人の意見も気になるでしょう。
でも、最初から「100点満点の正解の会社」なんて存在しません。 選んだ道を正解にするのは、これからのあなたの「準備」だけです。
1年後、同期と圧倒的な差をつけてスタートラインに立つために。 さあ、残りの学生生活を「最強の準備期間」に変えていきましょう。
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